春のご陽気、オツカレサマです。

何だかあっという間に春の登場ですね。
春は気持ちが良いのですが何と言っても花粉が。
こればかりは根性入れて立ち向かわないと。



さて、
先月末ある試合が行われました。

それは
『プロレスラー 武藤敬司 引退試合』

皆さんはちゃんと観ましたか？
昭和・平成とプロレスを観てきた者にとって
視聴は義務ともいうべき試合です。

東京ドームという現場に駆け付ける事は出来ませんでしたが
ネット配信でしっかり視聴させて頂きました。


多くの場所で語られている引退試合を
私ごときが語っても仕方ありませんので
私のプロレス愛を、なんなら武藤愛を伝えたいのです。


実家の私の机の前には武藤選手のポスターが。

中学時代には技術の授業で
武藤選手のもう一つの顔『グレート・ムタ』選手の
写楽風イラストを彫刻刀で彫った手作り時計を製作。

試合会場で買った武藤選手のＴシャツを
ヨレヨレになるまで着て最終的には寝間着に。


武藤選手に限らずプロレス好きな私ですが、
それでも武藤選手は特別でした。


何より華があります。
仮にプロレスに興味が無い人でも
全盛期の武藤選手を観ると必ずファンになると断言出来ます。

とにかく格好良いんです。
男前で大きくて派手な技も出来る程運動神経が良く
そしてプロレスＩＱが高い。

いかにファンを魅了出来るか
本能的に理解し行動に移せる選手なのです。


生で武藤選手を観た日を今でも憶えています。
福山での試合会場、花道に登場した武藤選手を
間近で観たく駆け寄ってタッチしたあの日。

目の前の武藤選手は本当に大きくて
プロレスラーって格好良いと心の底から思ったあの日。

懐かしい少年時代の思い出です。


あの日から長い月日が流れ
武藤選手も もう還暦ですよ。
ここまでよく戦ってきてくれたと心の底から思います。

もちろん全盛期をとうの昔に越えているのは分かっています。
ただプロレスは勝ち負けだけで決まるものではありません。

華と記憶が大事なのです。


そういった意味でもこの引退試合は素晴らしかった。
武藤選手の成分が凝縮された
武藤選手の引退試合としては満点の大会でした。

終わった後は皆 ニコニコ顔で涙ですよ。
あの頃の少年少女に戻ってはしゃいだはずです。

私もテレビの前でそうでした。

熱く語る私の隣には、
情熱を軽く受け流す嫁さんと娘達。

それでもあの日、
私は少年に戻りました。


※武藤選手のムーンサルトは
本当にダイナミックなムーンサルトでした

shin

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